5月24日、好天に恵まれ、スポーツフェスティバルを実施することができました。コロナ禍のため、低・中・高学年の3部に分かれての実施になりましたが、どの競技も、練習の成果が発揮された見応えのあるものとなりました。
スポーツフェスティバルの練習が始まって間もない頃、私は学年の練習が始まっているにもかかわらず昇降口内にいる一人の児童を見つけ、声をかけました。練習に参加するよう促すと、ダンスが嫌だから練習に参加したくないと言われました。低学年で自己主張がしっかりできると感心をしつつも練習に参加してもらおうとあれこれと説得を試みましたが、その時点では納得してもらえず、少し時間をおき、見学だけでもするように言ったら、ようやく運動場へ出ていきました。
その後、練習のたびに、その児童がまた昇降口にいないか気になっていましたが、昇降口で姿を見つけることは、ありませんでした。
24日の本番では、その児童が笑顔でダンスを踊り競技に参加している様子を見ることができました。その児童の心の中までは知ることはできませんが、その児童なりに、何かを克服したのだなと思いました。
スポーツフェスティバルを通じて、自分の中で何かを克服した児童は、ほかにもたくさんいることと思います。