体育主任の先生は・・・・
毎朝、さわやかに「おはようございます」とあいさつをし、かばんをおくと、すぐ鍵をもって、運動場へ出ます。特別棟の体育倉庫のかぎを開けにいくのです。
でも、歩く道すじは、毎日ちがいます。
あるときは、運動場のはしを・・・
あるときは、運動場の真ん中を・・・
また、あるときは、運動場のずっと南側を・・・
不思議の思ったので、尋ねました。
「毎朝、歩いているところがちがうけど・・・」
「一応、運動場の状態を見てるんです。雨の日の翌日とか、風の強い日はだいじょうぶかなと思って、歩いています。」
「ときどき、カラスや小鳥が変な物を運んできたりしてるんで、あぶないものがないかも見ています。」
さわやかな青年教師は、さわやかに答えてくれました。
思わず、「ありがとうございます。」と言ってしまいました。