甚目寺説教源氏節のもくもく座の方にお越し頂き、「佐倉義民伝」子別れの段を演じて頂きました。今年はコロナの感染防止のため、全員マスクをし、寒い中でしたが、換気をしながらの鑑賞でした。密にならないようにもくもく座の方に無理をお願いして、6年生を2つのグループに分けて、2回行って頂きました。
説教源氏節のような人形浄瑠璃は、まだ娯楽の少ない昭和の初めまでは全国にあったそうですが、現在では広島県にある座とあま市のもくもく座の2つになってしまったそうです。この甚目寺説教源氏節も、残念ながら途中、昭和30年代に一端途切れてしまいましたが、最近また以前の資料を掘り起こし復活をされたそうです。
語りはもちろん文語調ですし、場面入れ替えも1回でしたので、テレビやゲームで、はやい展開に慣れている今の子ども達にはどうなのかなという思いで見ていましたが、終わってみると、「楽しかった。」「おもしろかった。」という感想がたくさん聞かれました。やはり本物のすごさ、生の魅力だと感じます。長年引き継がれてきた伝統の重みを感じました。甚目寺の良き伝統をまた一つ知ることのできた日でした。
1月31日(日)に甚目寺公民館で新春公演が行われるようです。興味のある方は、ぜひお出かけください。