2時間目に2年生が算数の学習をしていました。課題は、点がたくさんかかれたプリントに、「いろいろな三角形や四角形をかきなさい」というものでした。三角形なら適当に点を三つとってそれを直線で結べばよいのですが、見ていると直角三角形を描いている子がとても多かったです。次に二等辺三角形。なんでもない三角形や鈍角の三角形を描いている子はほとんどいません。四角形も同じです。正方形や長方形。せいぜいひし形や平行四辺形ぐらいです。担任の先生が黒板に180度以上の角を含む四角形を例示されていましたが、なかなかピンとこないようでした。
四角形や三角形の固定概念があること、正方形や長方形、正三角形や直角三角形は形が美しいこと、見慣れていることなど理由はいろいろあると思います。ひょっとすると間違える勇気がないのかもしれません。ちょっとかわったことや人と違ったことに挑戦する勇気ともいえるかもしれません。みんなと一緒が求められることが多い学校教育の中では、難しい課題かもしれません。そういえば「教室はまちがえるところだ」という詩があったことを思い出しました。友達が間違えても誰も冷やかしたりせず、みんなが安心して間違えられるようになってほしいと思います。自分と違うことを受け入れられる寛容さをもつことが必要です。