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2021/12/23

全校朝礼

Tweet ThisSend to Facebook | by chu_jimokujiminami

【校長室から】全校朝礼 12月23日
 みなさん、おはようございます。いよいよ、明日から冬休みに入ります。と同時に、2021年も、あと1週間ほどになりました。みなさんにとって、2021年は、どのような年でしたか。2021年の学校生活で、心に残っていることを1つ上げるとすると、どんなことがありますか。

 私としては、11月19日に葬儀会社の社長様に行っていただいた人権講話が心に残っています。中でも、命の大切さについて触れられたところが、強く印象に残っています。自殺はなぜいけないのかとの問いかけから入りましたが、自分の命は、自分のものだけど、自分だけのもではない、自分の前には、父・母、祖父・祖母、順番に遡ると、20世代前で、200万人の人につながっている、それらの人が命をつないでくれたから、今の自分がいる。どこかで途切れていたら、自分は存在していない。命は、そんな大切なものですというお話でした。人は誰でも、過去にそれだけ多くの人がつないでくれてきた大切な命を持った存在であり、だから、自分を大切にして、自分を尊重し、同じように、人も大切にして、人も尊重する、そんな気持ちが大切なのではないかとしみじみと思いました。

 また、違う見方をすると、自分という存在は、それだけ多くの人がつないでくれた存在ですから、大いに自信をもって行動すればよいと思います。過去に多くの人が積み重ねたものが、自分の中にエネルギーとなってたくさんあるはずですから、胸を張って堂々と行動していってください。人というのは、本来、やろうと決意するとできるものですが、今までの失敗経験や不安な気持ちが働き、「今までできなかったからどうせできないかもしれない」と思ったり、「自分にはそこまでの力はない」と、歩みを止めてしまったりすることがあります。その時はその時です。これから、何事においても、できないかもしれないというエネルギーではなく、できるんだというエネルギーを発揮していけばよいと思います。
 2022年という新しい年を迎えるにあたって、「きっとできる」「これをする」と自分に強く言い聞かせて、自分自身をより高めていってほしいと思います。ちなみに、正月の正の字は、一に止まると書きます。一に止まる、一にとどまる、つまり、原点に戻るということです。自分の生き方はこれでいいのだろうかと、もう一度自分を見つめる、それが正月です。是非、年の初めに自分自身の原点を見つめ、自分の目指すところを見定め、新しい年のスタートにしてほしいと願っています。

 最後になりますが、新型コロナに関しては、今まで同様、感染予防を怠ることなく、三密の回避、マスク着用、手洗いうがいを、これまで同様に続けてください。

それでは、みなさん良いお年をお迎えください。 


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