今年も例年通り、2年生恒例の職場体験が始まりました。恒例と呼べるのは地域の事業所の方たちが子どもたちの成長のために、力を貸してくださっているからなのは、言うまでもありません。50社近い事業所が力になってくださいました。本当にありがとうございます。
生徒のみなさん、働いてみてどうでしたか?普段とは違う環境、慣れ親しんだ先生たちではない、担当してくださる大人の方。やったことのない作業。1日中、気を使ってとても疲れたと思います。あと2日、精一杯頑張って来てほしいと思います。
二つ質問をします。
・自分の行きたい事業所に行けた人はどのぐらいいるのでしょうか?
・将来、自分のやりたいと思っていたことを、本当に仕事にできた人がどのぐらいいるのでしょうか?
まず、私からすれば自分のやりたいことに気づけただけで良かったと思います。それは、仕事に就くまでの時間を、そのやりたいことのために意味のある時間にすることができる可能性が高いからです。多くの人はそのやりたいことというものを見つけられないでいると思います。そういう人はそれで構いません。探し続けることが大切です。
次にやりたいこととは違う仕事に就くことになってしまった場合です。ここで試されるのは、就いた職の楽しいと思える要素を見つけ出すことができるかどうかです。人と話すことが楽しくなってきた。お金を扱うことがとっても楽しい。体を使うことが楽しい。などなど、いろいろ自分に合ったものに後から気づくことができる人なのかということです。もし、そういったものに気づくことができる人であった場合、就いた職を退職し、転職しようとした場合、次は自分にあった職にたどり着けるかもしれません。
自分がどういうふうに生きていきたいのかを考えるというのは、自分の幸せにつながると思います。ぜひ、この職場体験で、自分の希望する職種の事業所に行けなかった人も、何かを身に付けて帰ってきてください。一日お疲れさまでした。