日誌

校長室から >> 記事詳細

2021/12/06

全校朝礼

Tweet ThisSend to Facebook | by chu_jimokujiminami

【全校朝礼(ズーム)】12月6日(月)   
 みなさんおはようございます。いよいよ師走に入りました。先ほどは、たいへん多くの表彰をさせていただきました。部活動大会、作文、習字など、様々な分野で多くの人が活躍してくれていることをとてもうれしく思います。

 先月の25日に、保護司・少年補導員の方々との会議がありました。はじめに、授業の様子も含め、学校全体の様子を参観されました。その後の会で、皆さんが落ち着いて授業に取り組んでいる様子や、皆さんの中の何人かと、目が合ったとき、にっこりと会釈してくれたことなどに、ほっこりした気持ちになりましたと、話してくださった方もみえました。出席された方は、地元の方ばかりで、中には本校の卒業生の方もいらっしゃいました。帰り際にも、穏やかで素直なお子さんたちでよかったですとの声を多く聞きました。人を安心させられる、人をうれしい気持ちにさせられる皆さんは、人として本当に素晴らしいなと思います。人に気持ちよく接することができれば、その方は、次に出会う人にも気持ちよく接することができ、温かい輪が広がっていきます。とても素晴らしいことであり、重要なことでもあります。日頃、皆さんと生活していても、素直で心優しい雰囲気が伝わってきます。そのような中で生活させてもらっていることを、私自身ありがたく思っています。

 話は変わりますが、先月、葬儀会社の社長様をお迎えして、「命の授業」と題して、人権講話を行っていただきました。前半では、社長さんの生い立ちとともに、「愛の反対は、無関心」「家の人があれやこれやと言うのは、愛が詰まっている証拠」「ありがとうの反対は当たり前。当たり前と思っていると、ありがとうは出てこない。ご飯を作ってもらったり、洗濯してもらったりすることに対してありがとうと言いたいですね」などのお話を心を込めてしてくださいました。後半では、自殺はなぜいけないのかとの話をしてくださいました。その中で、命の大切さも改めて学んだことと思います。自分の命は自分のものですが、自分だけのものではない。自分の前に、父・母、祖父・祖母…、数えていくと、20世代前では200万人をこえる。その人たちが命をつないでくれて自分がいる、誰か欠けていたら、今自分はこの世にいない。自分の命はそんな大切な命。そして、「命とは、何かのため、誰かのために使う時間ですよ」と話してくださいました。自分の命がそれだけ大切であるということは、人の命も同じように大切です。誰にとっても、その命の裏には、計り知れない多くの人の命があるのです。自殺してはいけないのはなぜかというお話でしたが、命の大切さについてのお話でもありました。そして、もう少し話をすすめれば、自分も人も、計り知れない多くの人がつないできてくれた多くの命を背負っている存在ですから、人をいじめるとか、人を悪く言うなんてことは、とてもできないと思います。自分を大切にし、人を尊重して人生を歩んでいくことが人として大切だと思います。
 12月4日から10日までを人権週間とし、人権について改めて考える期間となっています。このあと、生徒指導の先生から人権についてのお話をしてもらいますので、よく聞いてください。最後になりましたが、コロナ感染防止の取り組みは、今後も引き続きよろしくお願いします。では、今週も元気に過ごしてください。


18:21 | 投票する | 投票数(2) | コメント(0)